敏感肌で顔が赤くなる原因は何?防ぐ方法について
冷えに乾燥……敏感肌の人にとって、冬は辛い季節ですよね。
普通に過ごしていても、肌がピリピリと痛んだり、痒くなったりと、不快症状に悩まされることが増えてしまいます。
そんな敏感肌のお悩み尾の中でも多いのが、顔が赤くなるというお悩みです。
顔が赤くなると、痛みや痒みを伴う事が多いので辛いですよね。
また、女性はメイクをするので、顔が赤いと困ってしまいます。
そこで、敏感肌さんの顔が赤くなる原因は何なのか、どうすれば赤くなるのを防げるかについてまとめてみたいと思います。
顔の赤みについて悩んでいる人は参考にしてみてくださいね!
敏感肌とは?
そもそも、敏感肌とはどういう状態なのでしょうか。
肌にはもともと、紫外線やホコリなどの外部刺激から身体を守る機能があります。
これをバリア機能といいます。
敏感肌とは、何らかの理由でバリア機能が弱っている状態です。
肌は表皮、真皮、皮下組織の3層から出来ています。
このうち、表皮の一番外側にある角質層が敏感肌に大きく関わっています。
何らかの理由で角質層が薄くなり、角質層の保湿成分が失われてしまうと、肌は外部刺激から身体を守れなくなり、ちょっとした刺激で肌が赤くなったり痒くなったりしてしまうのです。
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敏感肌の顔が赤くなる原因
顔に限らず、皮膚が赤くなるという事は、炎症を起こしているという事です。
顔が赤くなるような炎症は、皮膚が薄くなる(角質層が薄くなる)ことにより、外部刺激をダイレクトに肌に受けてしまうことが主な原因となります。
また、角質層が薄くなると真皮層の毛細血管が浮き出て見えたり、ニキビや肌荒れも起きやすくなるので、よけいに顔が赤くなるのです。
このように皮膚が薄くなる原因には次のようなものがあります。
●間違ったスキンケア
●加齢
肌をもちもちな赤ちゃん肌にする方法として良く知られているものにピーリングがあります。
ご存知の方も多いでしょう。
肌の表面に溜まった古い角質を、専用の洗顔料などを使って洗うことで取り除くというものです。
適度に行えば問題はないのですが、肌を綺麗にしたいと思うあまり頻繁にやり過ぎると、不要な角質だけでなく、まだ必要な角質まで取り除いてしまいます。
そうすると、まだ未熟でバリア機能も十分でない皮膚がむき出しになります。
皮膚が薄くなり、敏感肌になる原因となります。
加齢もまた皮膚が薄くなる原因のひとつです。
年齢をかさねると、コラーゲンやエラスチンが減少していきます。
これらの成分が減ると、他の肌細胞を作り出す力も減ってしまい、表皮も薄くなっていきます。
また、加齢とともに肌のターンオーバーのサイクルも長くなっていき、新しい肌が作られるのが遅くなります。
こうして肌が徐々に薄くなっていってしまうのです。
顔が赤くなるのを防ぐ方法
では、肌が薄くなり、顔が赤くなるのを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
保湿
保湿は、肌の赤みのもとである炎症を抑え、新しい肌を育てるために欠かせません。
そもそも、敏感肌というのは乾燥しやすい肌なので、保湿は必要不可欠です。
それに加え、新しい肌を育てるという点でも保湿必要なんです。
保湿の際に気をつけたいのが、長い時間水分をキープできるかということです。
せっかく化粧水などを使って保湿をしても、角質層の薄くなったお肌は、水分をキープする力も十分ではありません。
そのため、水分をキープすることができる保湿成分を補給する必要があります。
そこで効果的なのが、セラミドです。
セラミドは、保湿力が高いだけでなく、水分をキープする力が高いと言われています。
実際、セラミドは肌の表皮部分を構成する成分(細胞間脂質)の一つなのですが、肌においても水分を逃がさないようにキープする役割を担っています。
セラミドは口から摂取するよりも化粧水などで外から摂取する方が効果的だと言われているので、基礎化粧品を使って補給しましょう。
ターンオーバーを整える
薄くなってしまった角質を元に戻すためには、ターンオーバーのサイクルを整える必要があります。
健康な肌は約6週間で生まれ変わると言われています。
しかしながら、さまざまなことが原因となって、ターンオーバーのサイクルは乱れてしまいます。
そうすると、身体は大急ぎで肌細胞を作ろうとするのですが、そのさいに未熟な細胞が増えてしまい、敏感肌になりやすくなるのです。
ターンオーバーのサイクルを乱す原因には、加齢、ストレス、睡眠不足、紫外線によるダメージなどがあります。
加齢を止めるの難しいですが、ストレスや睡眠不足を解消し、紫外線対策をしっかりして、ターンオーバーのサイクルを整えるようにしましょう。
もちろん、ピーリングはしばらくお休みしてくださいね。
ゴールデンタイムに眠る
お肌を育てるための成長ホルモンが活発に分泌されるのは眠っている時です。
その中でも、22時~2時頃は、成長ホルモンがもっとも活発に分泌される「お肌のゴールデンタイム」と言われています。
この時間にぐっすりと熟睡していることが、肌を育てるためには必要な条件です。
生活のパターンを見直して、お肌のゴールデンタイムにしっかり眠れるようにしましょう。
栄養を摂る
保湿成分を補給することも大事ですが、肌を作るのは日々の食事から摂取する栄養素です。
特に肌をつくる材料であるたんぱく質や、ビタミンA、C、Eを豊富に含む食べ物を積極的に摂る事で、お肌を作るための栄養素を補給する事ができますよ。
たんぱく質は肉、魚類、大豆、牛乳など、ビタミンAはうなぎ、人参等に含まれます。
ビタミンCはみかん、パプリカ、パセリなど、ビタミンEはアボカド、ナッツ類に豊富に含まれます。
日々の食事に取り入れてみてくださいね。
まとめ
敏感肌が赤くなるのは、角質層が薄くなって、炎症を起こしやすくなっているためです。
それを予防・解消するためには、保湿をしっかりしたり、薄くなってしまった角質層を育てる必要があります。
今回紹介した対策方法を参考にして、敏感肌を健康的な肌にできるようにチャレンジしてみてくださいね!