髪のパサつきの原因は?パサつきをおさえるための対策方法とは?
2017/03/19
ツヤがあって手ですいても引っかかることなく滑らかな髪。
例えていうなら絹糸の様な髪の毛。
それは女性にとって憧れですよね。
髪が健康でツヤツヤしていると、おろしている時はもちろんのこと、ヘアアレンジも綺麗に決まります。
しかし、現実はそうではないことが多いものです。
髪のダメージに悩んでいる人は大勢います。
パサつき、髪が広がってしまったり、ツヤがなくなってしまったり……。
気をつけてケアをしているつもりでも、なかなか効果がでない事も多いものです。
髪のパサつきを改善するためには、まずは原因を知ることから始めましょう。
自分の髪がパサつく原因を知り、その上で対策をすれば効果が出るかもしれませんよ!
パサついている髪はどういう状態なの?
髪は、肌の角層が変化したものです。
爪など同じですね。
いわば死んだ細胞の集まりなので、髪の毛そのものに肌のような自己修復機能はありません。
つまり、一度傷んだら自然には治らないということです。
この髪の毛ですが、健康な状態であれば、12~13%程度の水分量を保持しているのですが、パサついた髪の場合、水分量は7%以下になっています。
お肌も乾燥するとガサガサして手触りが悪くなったり、ツヤがなくなってしまいます。
場合によっては粉を吹いてしまったりしますよね。
それと同様、髪も乾燥するとツヤがなくなり、パサついてしまうのです。
髪の水分量は、通常はキューティクルという髪の表面組織によって調整されています。
キューティクルは髪の表面を鱗のように覆っています。
これが閉じていると水分が保持されるのですが、開いたりはがれたりすると、キューティクルの間から水分が出て行ってしまいます。
キューティクルから水分が出てしまって水分量が足りていない、これがパサついている状態の髪の毛なのです。
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パサつきの原因
では、キューティクルを開かせたり剝がれさせてしまう原因は何なのでしょうか。
パーマやカラーリング
パーマやカラーリングは薬剤によって髪の内部を破壊してしまいます。
カラーリングは薬剤によってキューティクルを開いて色を入れ込んだり抜いたりするわけですから、髪には大きな負担をかけます。
最近は髪に優しい薬剤が出てきていますが、それでも負担はゼロではありません。
パーマやカラーリングで髪が傷むと、キューティクルが開いたりはがれたりしてしまいます。
そこから髪の水分が抜け、パサつきの原因となるのです。
ドライヤーの使い過ぎ
ドライヤーで髪を乾かす際に、熱風をあてすぎると髪はダメージを受けてしまいます。
また、しっかり乾かそうとしてドライヤーを長時間使ってしまうと、オーバードライになり、髪を乾燥させてしまいます。
これがパサつきの原因になります。
髪の自然乾燥
ドライヤーは髪を傷めるからと、自然乾燥させるのは良くありません。
髪のキューティクルは熱でも開きますが、髪が濡れることでも開きます。
髪を濡れたままにしておくということは、キューティクルを開いたままにしておくという事になります。
水分がどんどん出て行ってしまうので、髪のパサつきの原因となります。
更に、髪が濡れたままの状態で寝てしまうと、髪と枕の摩擦によって、髪が傷んでしまいます。
乾燥と摩擦のダブルのダメージを受ける事になるので、髪は必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。
紫外線
肌にダメージを与える紫外線は、髪にとっても良くありません。
紫外線によって髪が乾燥すると、キューティクルが開いたり剥がれたりします。
これもパサつきの原因となるのです。
シャンプーのし過ぎ
1日に何度もシャンプーをしたり、洗浄力の強いシャンプーを使っていると、髪や頭皮の皮脂を過剰に落としてしまいます。
そのせいで髪と頭皮が乾燥し、パサつきの原因となります。
また、ゴシゴシとこする摩擦によってもダメージを受け、キューティクルがはがれる原因となります。
栄養不足
身体の様々な器官と同じように、髪もあなたが摂取した食べ物から栄養分を得て成長します。
日々の食事内容が偏っていたり、ダイエットなどで栄養が不足したりすると、髪も栄養不足になります。
栄養不足の髪は弱り、パサついてしまいます。
パサつきをおさえる対策方法
紫外線や乾燥、栄養など、さまざまなことが原因となって髪はパサついてしまいます。
パサつきをおさえるためには、これらの原因をひとつひとつ取り除くことが大切です。
紫外線のダメージから髪を守るためには、帽子や日傘を使用しましょう。
髪にも使える日焼け止めスプレーを使っても良いでしょう(ただし、1日の終わりにはシャンプーでしっかり落としましょう)。
洗浄力の強いシャンプーを使っている人は、アミノ酸系の髪と頭皮に優しいシャンプーに変えてみると効果があるかもしれません。
また、シャンプー後の髪の乾かし方にも気をつけましょう。
ドライヤーは髪から10センチ以上離して過熱を防ぎましょう。
風をあてるのは、毛先ではなく頭皮です。
髪の根元を持ち上げて、根元から乾かすことを意識しましょう。
そうすることで、毛先の乾かし過ぎを防ぎ、パサつき予防になります。
最後に冷風をあてると、熱によって開いていたキューティクルが閉じるので、しっとりとした仕上がりになりますよ。
パサつきがひどい時は、できるだけパーマやカラーリングは控えましょう。
もしパーマやカラーリングをするのであれば、トリートメントなど、施術前後のケアは入念に行いましょう。
そして何より、健康な髪を作るためには生活習慣を見直す事が大切です。
栄養バランスのとれた食事をとることもそうですが、ストレスや睡眠不足も髪にとっては良くありませんから、ストレスを解消したり、睡眠をたっぷりとれるように生活を見直してみてくださいね。
まとめ
髪のパサつきは、髪の水分量が不足しているせいで起こります。
髪の水分はキューティクルによって保持されていますが、髪が傷むと、キューティクルが開いたりはがれたりして、水分が出て行ってしまいます。
パサつきを防ぐためには、髪を健康な状態にして、キューティクルが開いたりはがれたりするのを防ぎ、髪を乾燥させないことが重要です。
シャンプーやドライヤーの使い方を見直したり、生活習慣の見直しによって、髪の乾燥を防ぎ、パサつきをおさえられるように対策をしていきましょう!