フェイスラインの痛みの原因と対処方法についてのまとめ!
目次
フェイスラインが痛くなることってありませんか?
頬やあごなどのフェイスラインは普段はあまり痛みを感じることのない場所です。
このフェイスラインが痛くなるということは、どのような原因が潜んでいると考えられるのでしょうか。
凝り?それとも何かの病気?
大したことないと思って放っておくと、フェイスラインに思わぬ影響を及ぼすことも!
フェイスラインの痛みについて、考えられる原因と、その原因別の対処方法についてまとめたいと思います。
フェイスライン痛くなる原因
フェイスラインとは顔の輪郭、頬や顎のラインのことです。
女性にとってはフェイスラインの乱れは見た目を大きく左右するので、痛みや腫れなどの異常はとても気になるものですよね。
できるだけ早く原因を突き止めて痛みから解放されたいものです。
では、フェイスラインが痛む原因としてはどのようなものが考えられるのでしょうか。
代表的な原因をいくつか紹介しましょう。
顎の筋肉の凝り
フェイスラインが痛む原因として、意外と多いのが顎の筋肉の凝りです。
顎の筋肉とは、「咬筋」と呼ばれる筋肉で、ものを噛む時に使われます。
顎の筋肉といっても、顎の先端部分にある筋肉ではなく、いわゆる「エラ」の部分にある筋肉です。
歯をグッと食いしばると動く筋肉のことです。
肩や足の筋肉と同じように、顎の筋肉もたくさん使うと凝り固まってしまいます。
特に次のような癖がある人は、顎が凝りやすいので注意が必要です。
●歯を食いしばる癖がある
●堅いものをよく食べる
●歯ぎしりをする
●ストレスが溜まっている
歯を食いしばったり、歯ぎしりをすると、咬筋に長い時間にわたって強い力をかけ続けることになるので、咬筋が凝り、痛みを生じる原因となります。
また、このような癖はストレスがある場合に無意識に行っていることが多いので、ストレスが溜まっているという自覚のある人は、ふとした瞬間に歯を食いしばっていないか意識してみましょう。
顎の筋肉が凝っていると、痛みを生じるばかりでなく、エラが張って顔が大きく見えたり、頬骨が出たりするなど、フェイスラインの歪みにも繋がります。
これは大問題ですよね。
老廃物が溜まっている
顎の筋肉の凝りともつながってきますが、フェイスラインに老廃物が溜まると、痛みを生じることがあります。
足などと同じように、フェイスラインも筋肉が疲れるとリンパの流れが悪くなってきます。
リンパの流れが悪くなると老廃物が溜まり、痛みを生じます。
指でフェイスラインを押してみましょう。
ゴリゴリした感触があれば、老廃物が溜まっている可能性が高いです。
更にひどくなると、リンパが腫れて、顎などにしこりができる場合もあります。
顎の筋肉の凝り以外にも、肩こりにも注意が必要です。
首にはリンパ節が集まっています。
そして、顔のリンパ液は、必ず首を通って全身を巡るので、首のリンパの流れが滞っていると、フェイスラインのリンパの流れも阻害されてしまい、顔に老廃物が溜まってしまいます。
顎関節症
顎などのフェイスラインが痛くて口が開けられないという場合は、顎関節症の可能性もあります。
●口が大きく開けられない(縦に指3本分以上が正常)
●顎を動かすとカクカク音がする
●歯ぎしりや歯を食いしばる癖がある
●左右どちらか一方ばかりで噛む癖がある
このような人は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症は、特に女性に多い症状だと言われています。
思い当たる症状がある場合は、歯科を受診してみましょう。
三叉神経痛
三叉神経とは、顔の感覚(痛覚、触覚、冷熱感など)を脳に伝える神経のことです。
この神経に痛みが起こり、フェイスラインが痛むことがあります。
三叉神経痛の場合、痛みは強いのですが、突発的に短い時間(数秒程度)起こるのが特徴です。
洗顔や化粧など、顔を触ると痛みが誘発されやすいのも特徴です。
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原因別!フェイスラインの痛みの対処方法
では、フェイスラインに痛みがある場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
原因別に対処方法を見てみましょう。
顎の筋肉の凝りの場合
筋肉の凝りが原因で痛みを生じている場合の多くは、凝りをほぐすことで痛みが和らぎます。
顎の筋肉をほぐす方法には次のようなものがあります。
①両方の耳たぶをつまんで優しく後ろ向きに回す。
②フェイスラインを包み込むように頬に手を当て、ゆっくりと息を吐く。
③右手で左頬に触れながら、左手をぶらぶらと軽く揺らす。
反対も同様に行う。
直接咬筋をマッサージしてほぐす方法ではないので痛みはありません。
簡単な動きで凝りをほぐすことができるので、隙間時間を見つけてやってみてくださいね。
老廃物が原因の場合
老廃物が原因の場合は、血液とリンパの流れを良くして、老廃物を流す必要があります。
そのための方法を紹介します。
①鎖骨に指をあて、肩の付け根に向かって20回流す。
②肩の付け根から耳の下に向かって10回さすり上げる。
③耳の下を親指の腹を使って押します。
3秒×3回行う。
④顎の下からフェイスラインに沿って耳の下まで15回さすり上げる。
⑤指の第2関節を使って耳の付け根部分を上下にさする。
⑥人差し指と中指でフェイスラインを挟み、顎から耳に向かって15回さする。
顎関節症が原因の場合
顎関節症の場合は、歯科での治療が必要となります。
専用のマウスピースを使ったり、歯を削るなどして噛み合わせを治したり、手術をしたりして治療します。
痛みがひどい場合は鎮痛剤を処方してもらう事もできます。
三叉神経痛が原因の場合
三叉神経痛も、病院での治療が必要となります。
抗けいれん薬を用いて傷みを軽減することができます。
三叉神経痛は、血管が神経を圧迫することで起こることが多いので、外科的手術で血管を移動する治療をする場合もあります。
まとめ
フェイスラインの痛みを放っておくと、エラが張るなどして、顔が大きく見えたり、左右で歪んでしまったりすることがあります。
二重あごになってしまうことだってあります。
女性にとっては大問題ですよね。
原因にあった対処方法で痛みを解消して、すっきりとしたフェイスラインを手に入れてくださいね。