痩せるには走るか歩くかどちらが良いの?効果的な方法は?
2018/05/26
ダイエットをするうえで欠かせないのが「運動」ですよね。
脂肪を燃焼させるためには、ウォーキングやランニングのような有酸素運動が効果的だと言われています。
実際、ダイエットをする時に取り入れた経験のある人は多いのではないでしょうか。
ただ、ウォーキングやランニングをするうえで、気になるポイントが一つあります。
それは、痩せるには走るか歩くか、どちらの方が効果的なのでしょうか。
どうせやるなら、ダイエット効果の高い方を取り入れたいですよね。
そこで今回は、痩せるには走るか歩くかどちらが良いのかについて考えたいと思います!
痩せるには走るか歩くか
痩せるには走るか歩くか、どちらが良いのでしょうか。
実はこの疑問、アメリカで30年以上も議論されてきた内容なんです。
アメリカのポール・ウィリアムス氏は、6年に及ぶ研究から、次のような見解を発表しました。
「ウォーキングはランニングより健康的」
「減量するにはウォーキングよりランニングのほうが良い」
一見、真逆のようにも見える見解ですよね。
ただ、これはどちらの方が勝っているとは言えないということなんです。
実際に、こんなデータがあります。
女性の場合、7.4㎞のウォーキングは5.15㎞のランニングと同じだけのエネルギーを消費するというデータです。
つまり、平均的に見れば、40分ランニングするのと、1時間20分のウォーキングをするのは同じ効果があるということです。
また、高血圧に関するリスクはランニングをすることで4.2%、ウォーキングをすることで7.2%減るというデータもあります。
コレステロールに関して言えば、ランニングで4.3%、ウォーキングで7%減ります。
糖尿病のリスクは、ランニングでもウォーキングでも12%減るというデータがあります。
減量に関して言えば、BMI値28以上の肥満の人の場合、ランニングはウォーキングに比べて90%も痩せるのに効果的だというデータが発表されました。
減量に関するデータのみを見れば、痩せるには走るか歩くかという問いのこたえは「走る」になりそうな気がしますが、実際のところ、痩せてどうなりたいかというと、多くの人は健康になりたいわけですよね(勿論美容目的の場合もありますが、ただ単に体重が落ちればOKというわけではありませんよね)。
そう考えると、健康効果の高いウォーキングをしても、短時間で多くのカロリーを消費できるランニングをしても、どちらも一定の効果が得られ、大差はないということになりそうです。
体力に自信があり、短時間で減量したい人はランニングを取り入れても良いでしょう。
普段運動し慣れておらず、じっくり体重を落としていきたいという人は、無理してランニングをせずウォーキングから始めた方が良いでしょう。
ランニングにしてもウォーキングにしても、一定期間続けられることが、痩せるための絶対条件ですから。
どちらを行うにしても、自分の体力や減量の目標値と相談して、無理なく行えるものを取り入れていくのが良いと言えそうですね。
Sponsored Link
効果的な走り方、歩き方
歩いたり走ったりする時に、よりダイエット効果を上げるためには、正しい歩き方や走り方を知っておきましょう。
正しい歩き方
背筋を伸ばして、横から見た時に肩と頭が一直線になるようにします。
猫背の人は特に注意しましょう。
頭のてっぺんで吊られているようなイメージで歩きます。
かかとから着地し、つま先までを地面につけます。
大股で、一歩一歩をしっかり踏み込めるように意識しましょう。
腕は軽く曲げて、身体に沿わせるように動かしましょう。
正しい走り方
背筋を伸ばして、横から見た時に肩と頭が一直線になるようにします。
ここまではウォーキングと同じです。
足先が進行方向を向くようにして走ります。
着地する時はかかとから着地します。
腕を軽く曲げ、大きく振って走ります。
肩に力を入れ過ぎないように注意しましょう。
姿勢に気をつけながらウォーキングやランニングをすれば、同じ距離を進んでも、より一層大きな効果が得られ、消費カロリーも多くなります。
せっかく運動するのですから、フォームにも気を配り、最大限の効果を上げたいですね。
【走る+歩く】でよりダイエット効果を得よう!
痩せるには走るか歩くかという問題については、どちらを行うにしても、自分の体力と相談して無理なく行うのが良いという結論になりますね。
もちろんその方法で問題ないのですが、効果的に痩せるための運動方法として、ひとつ提案したい方法があります。
それは「走る」と「歩く」を組み合わせた運動方法です。
やり方は簡単です。
「歩く」と「走る」を交互に繰り返す、ただこれだけです。
目安は「ウォーキングを5分」プラス「ランニングを5分」です。
これを3セット繰り返し、30分程度続けると良いでしょう。
ウォーキングやランニングで脂肪が燃焼されるのは、開始して20分経過してからだと言われているので、できれば30分続けたいところです。
ただ、普段運動をしていないという人にとっては、体力的に厳しい場合があるでしょう。
そんな時は、「ウォーキング2分」プラス「ランニング2分」を3セット行っても構いません。
初めのうちは無理をせず、慣れてきたら徐々に時間を増やして、30分継続することを目標に頑張りましょう。
まとめ
痩せるには走るか歩くかという疑問の答えは「どちらも大差ない」になりそうです。
ウォーキングは健康効果が高いですし、ランニングはより短時間で多くのカロリーを消費することが出来ます。
肥満の人の場合はなおさらです。
それぞれにメリットがありデメリットがあるので、どちらの方が優れているとは言えません。
それよりも、正しいフォームで歩いたり走ったりすることを意識したり、ウォーキングとランニングを交互に行った方がダイエット効果が上がります。
自分の体力とも相談しながら、ウォーキングでもランニングでも、継続して行えば必ず効果が出ます。
コツコツと地道に頑張ってくださいね!
関連記事↓
何キロ痩せたら見た目は変わるの?どんなダイエット方法が良いの?
ダイエットメニューまずは一週間!運動を取り入れた方法をご紹介!